2016年03月26日

「二人展」に思うこと

去年の5月のことです。
原田治先生の娘さんからDMをいただき、パレットクラブで開催されていた
『安西水丸とその弟子たち』展を観に行きました。

その日は治先生もいらっしゃって、カウンターで先生が煎れてくださった
美味しいお茶を飲みながら、7月から始まる弥生美術館での
『森本美由紀展』の話などをさせていただいたのですが、そのとき先生から
思いがけない提案があったのです。

「来年の春頃、パレットクラブでペーターと森本さんの二人展を
やりたいんだけど、どうでしょうか。森本さんも、きっと喜ぶと思うんだけど」
…どうでしょうかも何も、あまりにも嬉しくて、その場で
「よろしくお願いします!」と答えていました。

すぐに具体的な準備の相談をし、大半の作品が岡山のアトリエから弥生美術館に
移動している今がチャンス!ということになり、展覧会の開催中、
原田先生に弥生美術館に来ていただいて、作品の荒選びをしていただきました。
原田治さん2.JPG

森本さんは、ペーター佐藤さんが本名の佐藤憲吉名で仕事をされていた頃から
ペーターさんの大ファンでした。
まだ画風が定まる前、初期のイラストのなかには、ペーターさんの影響を
色濃く受けたものもあります。こんな感じに。
anan森本1.JPG

パレットクラブスクールでは、ペーターさんがファッションイラストレーションの
講師を務められていましたが、お亡くなりになったあとを引き継いだのが森本さんでした。
思えば森本さんがいちばん最初の個展をしたのもペーターズギャラリーだったし、
保存会のメンバーで回顧展の会場を探していたとき、「森本さんのためなら」と
会場を提供してくださったのもペーターズギャラリーでした。
ペーターさんのご遺族のご厚意がなければ、会場を借りることもできなかったし、
その後の弥生美術館、岡山県立美術館へとつながることもなかったと思います。

高校時代の森本さんは、ペーターさんと共に、原田治さんの大ファンでもありました。
学生時代に真似をして描いた、オサムグッズのジルと思しき女の子のイラストは
弥生美術館でも展示されていたので、「これは!」と思った方もいらっしゃるのでは?

原田治さん、ペーター佐藤さん、大好きなおふたりと一緒に仕事ができるなんて、
森本さんが知ったら、「ええーっ、ホントにいいのォ?」って言いそうですw。
『ファッションイラストレーション展』のサブタイトルは、
「先輩から後輩へ受け継がれるファッションイラストの仕事」
この展示を観た人が、第二のペーター、森本美由紀になってくれるといいなあ。。。

原田先生のブログでも、この展示について語られています。
読んでいたら泣けてきた。。。
森本さんに読ませてあげたかったブログです。。。

http://d.hatena.ne.jp/osamuharada/20160325

posted by チロリン at 22:56| パレットクラブスクール 二人展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする